CLT は森と地域と人をつなぎます。たとえば、都市にCLTを使った建物を建てる場合、材料が必要です。つまり木材の需要が増えると、林業や木材産業の活性化が期待できます。都市と地域、両方が発展する仕組みができあがるのです。
他にもCLTには、環境負荷が小さいというメリットがあります。CO2排出量の削減、森林の保全も期待できる材料です。CLTを活用すれば、日本国内における森林資源のいい循環ができます。地方創生、環境という点で、サスティナブルな社会を目指せるのです。それが、SDGsにもつながります。
SDGsでは17の目標が掲げられています。人類、経済、社会、地球環境など、さまざまな課題で分類されているのです。CLTの活用は確かにSDGsにつながります。CLTとSDGsに関連する項目について、ご紹介します。
住み続けられるまちづくりは、誰もが安全に暮らせて災害に強い街を作ることを目標としています。都市部とその周りの地域と農村部、経済的、社会的、環境的にうまくつながりあうことを支援することが掲げられているのです。
生産者、消費者も地球環境と人々の健康を守るため、責任ある行動が求められています。CLTは再生可能な森林資源で生まれます。また、建物を解体後、他の建材にも再利用できるのです。最終的にバイオマス発電の燃料にもなり、持続可能な生産と消費を実現できます。
世界中で起こる気候変動への懸念が叫ばれています。木々はCO2 を吸収して育ちます。CLTは材料製造から建物解体に必要なエネルギーも少ないです。断熱性能が高い建物にもなります。そのため、CO2削減に貢献できるのです。
陸の豊かさを守り、砂漠化を防ぐ、多様な生物が生きられるように大切に使うことも掲げています。木材需要が増えれば木の価値が高まります。つまり森林経営の持続可能につながるのです。同時に、土砂災害防止、CO2吸収の回復にも貢献します。
SDGsとは、持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標です。2001年に策定したミレニアム開発目標(MDGs)の後継であり、2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された、持続可能な開発のための2030アジェンダにも記載されています。
17のゴールと169のターゲットで構成し、地球上の誰一人取り残さないことを誓っているのが特徴です。つまり、先進国、発展途上国で違いはありません。すべての国が取り組む普遍的なものとして掲げられています。
CLT は1995年頃からオーストラリアを中心に発展し、世界各地の建築物で採用されています。構造材以外にも、内装、家具、おもちゃ、土木関連でも採用されることが増えました。
また、CLTは森と地域と人をつなぐものです。CLTの建物が増えれば、木の需要も増えます。それは、林業や木材産業の活性化も期待できる流れです。
環境負荷の小ささ、CO2排出量削減、森林保全にもつながる材料といわれています。そのため、CLTはサステナブルな社会の実現に貢献できると考えられているのです。
上記の7つの会社のうちクロスマーク金物の8割以上の品目を取り扱い、自社工場で対応している会社である、3社をピックアップしました。各社の公式WEBサイトにあるクロスマーク金物に関する取り組み情報を参考に選定しています。
建築金物メーカー各社は、規格品以外も製造しておりそれぞれ特色があります。そこでCLTパネル接合用のクロスマーク表示金物関連情報とそれ以外に何を得意としている会社なのかについて調査し、まとめました。
現場視点の企画開発力で特注・OEM品にも強い
工場
会社情報
自社プレカット工場を持ち特注金物に積極的
工場
会社情報
規格品だけでなく各種オリジナル金物も開発
工場
会社情報
※参照元:公益財団法人日本住宅・木材技術センター公式サイト(木造建築物用接合金物承認‧認定金物一覧χマーク表示金物一覧表 令和4年1月1日現在) https://www.howtec.or.jp/publics/index/108/
中大規模木造建築の
接合金物メーカーを調査
ピックアップ3社
大型木造建築で注目される木材、CLT(直交集成板)に使用されるクロス(X)マーク金物。
それらを製作する接合金物メーカーについて調査。さらにその中から3社をピックアップし紹介しています。