世界的な脱炭素化の流れを受けて、建築業界では木材の価値が見直されつつあります。そうしたなか、高品質なJAS構造材の調達費に対して助成が受けられるJAS構造材実証支援事業に、いま注目が集まっています。
JAS構造材とは、強度、接着性能、含水率、曲げ率などについて、「日本農林規格(Japanese Agricultural Standard)」が求める基準をクリアした構造用木材のこと。
JAS構造材実証支援事業とは、JAS構造材を活用するさまざまな取り組みに対し、木材調達費の一部を助成することを目的として、一般社団法人 全国木材組合連合会が実施している制度です。利用するにあたっては、
低層の戸建ての居住専用住宅・事業用併用住宅を除く建築物(施主が国以外)において、構造部分にJAS構造材を利用することを通じて、設計、調達、施工時等におけるJAS構造材の利用に関する課題の抽出、改善策の提案などを行う
参照元:一般社団法人 全国木材組合連合会(https://www.jas-kouzouzai.jp/jigyou2/)
ことが条件となります。
世界的な脱炭素化の流れを背景に、環境や社会、ガバナンスを重視するESG投資や持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが企業価値を大きく左右するようになった昨今。国内の建築産業においても、脱炭素化のためのさまざまな取り組みが積極的に行われています。
なかでも、とくに注目されているのが「木材利用の促進」です。非住居建築における木材の需要は年々高まっており、高品質なJAS構造材の調達に対しての助成金が受けられるJAS構造材実証支援事業制度の社会的な認知も、今後さらに高くなっていくと予想されています。
JAS構造材実証支援事業の助成を受けるにあたっては、JASを満たす
のうち、構造部の柱、梁桁、トラス、土台のすべておよび一部で機械等級製材が、構造部の柱、壁、床、屋根、横架材のすべておよび一部で2×4製材、構造用集成材、構造用LVL、CLTが使われている必要があります。
なお、これらの条件も満たしている場合でも、神社や寺院や教会、および個室付浴場業に分類される公衆浴場など、一部の建造物はJAS構造材実証支援事業の対象外となります。詳しくは、一般社団法人 全国木材組合連合会が配布しているJAS構造材実証支援事業のためのパンフレットなどでご確認ください。
JAS構造材実証支援事業を利用するにあたっては、以下の条件があります。主なものとしては、
といった条件があります。支援事業について利用を考えている方は、条件と合致しているか十分に確認しておきましょう。
参照元:一般社団法人 全国木材組合連合会(https://www.jas-kouzouzai.jp/jigyou2/)
令和5年度は1次募集・2次募集どちらも受付終了しています。2024年2月時点で、令和6年度のJAS構造材実証支援事業の申請スケジュールはまだ発表されていません。参考まで、令和5年度の申請スケジュールは、
となっていました。
参照元:全国木材組合連合会 JAS構造材実証支援事業|令和5年度 JAS構造材実証支援事業(1次募集)[PDF] (https://www.jas-kouzouzai.jp/_files/jigyou2/R5_setumei_v1.1.pdf)
JAS構造材実証支援事業は15,000,000円、ないし1,000m2以上および4階建て以上の場合は30,000,000円を助成上限額として、
のうち、最も低いものが助成額となります。
参照元:全国木材組合連合会 JAS構造材実証支援事業|令和5年度 JAS構造材実証支援事業(1次募集)[PDF] (https://www.jas-kouzouzai.jp/_files/jigyou2/R5_setumei_v1.1.pdf)
JAS構造材実証支援事業の申請にあたっては、施工前に、様式第1号(事業申請)を地域木材団体に提出する必要があります。その後、事務局から様式第2号(申請受付書)、様式第3号(結果通知書)が送られてくるのを待ってから、施工を始めます。なお施工中には、事務局による現地調査が行われることがあります。
施工後には、様式第6号(交付申請書)を事務局に提出しなければなりません。その後、事務局から様式第7号(決定通知書)が送られてくるのを待ち、内容に問題が無ければ、様式第9号(請求書)を一般社団法人 全国木材組合連合会に提出します。
JAS構造材実証支援事業を申請するにあたっては、合法伐採木材の証明書を提出しなければなりません。従って、
のいずれかである必要があります。製材工場やプレカット工場がクリーンウッド法の登録業者等であったとしても、
場合には、JAS構造材実証支援事業を申請することは出来ないので、注意が必要です。
上記の7つの会社のうちクロスマーク金物の8割以上の品目を取り扱い、自社工場で対応している会社である、3社をピックアップしました。各社の公式WEBサイトにあるクロスマーク金物に関する取り組み情報を参考に選定しています。
建築金物メーカー各社は、規格品以外も製造しておりそれぞれ特色があります。そこでCLTパネル接合用のクロスマーク表示金物関連情報とそれ以外に何を得意としている会社なのかについて調査し、まとめました。
現場視点の企画開発力で特注・OEM品にも強い
工場
会社情報
自社プレカット工場を持ち特注金物に積極的
工場
会社情報
規格品だけでなく各種オリジナル金物も開発
工場
会社情報
※参照元:公益財団法人日本住宅・木材技術センター公式サイト(木造建築物用接合金物承認‧認定金物一覧χマーク表示金物一覧表 令和4年1月1日現在) https://www.howtec.or.jp/publics/index/108/
中大規模木造建築の
接合金物メーカーを調査
ピックアップ3社

大型木造建築で注目される木材、CLT(直交集成板)に使用されるクロス(X)マーク金物。
それらを製作する接合金物メーカーについて調査。さらにその中から3社をピックアップし紹介しています。