中大規模木造建築を進める際には木材以外に接合金物の選択も大変重要です。そこでCLTパネル工法に利用できるクロスマーク金物メーカーを中心に特注の製作金物にも対応する会社を調査しそれぞれの特徴をまとめました。
とい受金具から始まった金属加工メーカー。Xマーク表示金物にも対応しますが、団結と企画開発力が強みで現場重視の金物製造に取り組んでいます。特注品でも最短3日で出荷可能なワンストップ体制が組まれています。
オリジナル製品を開発する接合金物メーカー。接合金具工法用の自社プレカット工場が強みで、企画開発から製品管理、出荷・配送まで一貫対応し、Xマーク表示金物はもちろん広いニーズに応じることが可能です。
接合金物製造では半世紀以上の歴史があるメーカー。Cマーク表示金物、Xマーク表示金物のに対応しカバー率が高いのが特長です。オリジナル金物も対応可能で、かど金物やホールダウン金物などバリエーション豊富です。
住宅資材の他に情報メディアや選挙ディスプレイも手掛けるユニークなメーカーです。Xマーク表示金物やZマーク表示金物を認証取得。充実した開発体制でオリジナル商品も提供し、全国物流ネットワークを構築しています。
ネジなど締結部材の製造を得意とするメーカーです。橋などのインフラや建築物、土木・建設など幅広く対応。長年の経験・ノウハウを強みに、用途や目的に応じたものを提案し特注品の依頼も請け負っています。
メーカーと商社の2つの顔を持つ会社。建築・土木向け金物や環境・産廃資材、吊り具など幅広く手掛け、自社生産できないものは国内外から仕入れ、インフラ整備のための部材をいつでも供給できる体制を構築しています。
さまざな金属加工製品を提供する栃木のメーカーです。企画・開発から生産まで自社一貫体制で創業当時から住宅向けの構造用金物を製造。接合金物はXマークだけでなZマーク、Cマーク、Mマークまで幅広く対応します。
中・大規模木造建築をMP木造建築という位置づけで考え、規格金物を使える場合はそのまま利用し、難しい場合は製作金物も製造。オリジナル接合ビスは最小4種類で対応できるので接合ミスを防ぎ作業効率化を実現します。
独自コネクタ製品や中大規模木造建築金物の製造メーカー。接合部を金物に置き換えるだけでなく、ストローグのコネクタ製品と併用することで従来では難しかった木構造を実現。プレカット工場経由で効率よく調達できます。
上記の7つの会社のうちクロスマーク金物の8割以上の品目を取り扱い、自社工場で対応している会社である、3社をピックアップしました。各社の公式WEBサイトにあるクロスマーク金物に関する取り組み情報を参考に選定しています。
建築金物メーカー各社は、規格品以外も製造しておりそれぞれ特色があります。そこでCLTパネル接合用のクロスマーク表示金物関連情報とそれ以外に何を得意としている会社なのかについて調査し、まとめました。
現場視点の企画開発力で特注・OEM品にも強い
工場
会社情報
自社プレカット工場を持ち特注金物に積極的
工場
会社情報
規格品だけでなく各種オリジナル金物も開発
工場
会社情報
※参照元:公益財団法人日本住宅・木材技術センター公式サイト(木造建築物用接合金物承認‧認定金物一覧χマーク表示金物一覧表 令和4年1月1日現在) https://www.howtec.or.jp/publics/index/108/
中大規模木造建築の
接合金物メーカーを調査
ピックアップ3社
大型木造建築で注目される木材、CLT(直交集成板)に使用されるクロス(X)マーク金物。
それらを製作する接合金物メーカーについて調査。さらにその中から3社をピックアップし紹介しています。