CLT用クロス(X)マーク金物をはじめとした中大規模木造建築金物メーカーが見つかるnavi » クロスマーク(Xマーク)表示金物 とは? » Xマーク表示金物の種類

Xマーク表示金物の種類

建物に使用されている金物には、その品質や認定に応じてさまざまなマークが存在します。ここでは、Xマークがついている金物を13種類ピックアップし、その用途や注意点、材質などについて解説していきましょう。

TB-90

TB-90は、主に基礎と壁パネルの接合に使用される金物に与えられるマークです。このマークを与えられている金物は、土台有無兼用となっており、STS・C65×18本規格のタッピンねじで接合するものとなっています。また、構造用転造両ねじアンカーボルトセットのM16のボルトを使用する必要があります。

TB-150

TB-150マークは、基礎と壁パネルの接合に使用される金物に与えられます。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきとなっており、使用接合具はタッピンねじ STS・C65が18本、丸座金 RW6.0×40が1枚となっています。

TB-DP

TB-DPは、主に基礎と壁パネルの接合に使用される金物です。接合の際は必ずDP16×6本のドリフトピンを用いる必要があります。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっき、材質はJIS G 3101 SS400となっています。

TC-90

TC-90は、厚さ90㎜の壁パネル用の金物で、主に上下階の壁パネル相互、壁パネルと床パネル、壁パネルと屋根パネルの接合に用いられる金物です。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきとなっており、耐力は終局引張耐力:135.0 kNとなっています。

TC-150

TC-150は、厚さ150㎜の壁パネル用の金物です。主に、上下階の壁パネル相互、壁パネルと床パネル、壁パネルと屋根パネル等の接合使用される金物で、表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきです。また、使用接合具はタッピンねじSTS・C65が26本となっています。

TC-DP

TC-DPは、上下階の壁パネル相互、壁パネルと床パネル又は壁パネルと屋根パネル等の接合に使用する金物で、両ねじボルトセットM20を使用して固定します。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきで、終局引張耐力は135.0 kNです。

SB-90

SB-90は、厚さ90㎜の壁パネル用で、土台のない環境で基礎と壁パネルの接合に使用します。固定に使用するのはタッピンねじ STS・C65:14本と丸座金 RW6.0×40:2枚となっています。また、表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきです。

SB-150

SB-150は、厚さ150㎜の壁パネル用の金物で、基礎と壁パネルの接合に使用します。材質はJIS G 3101 SS400、表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきです。耐力は、許容せん断耐力:47.0 kNというデータが出ています。

SBM-90

SBM-90は、厚さ90㎜の壁パネル用の金物で、土台ありの基礎と壁パネルの接合に使用します。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっき、耐力は許容せん断耐力:47.0 kNとなっています。使用接合具は、タッピンねじ STS・C65が18本と丸座金 RW6.0×40が2枚です。

SBM-150

SBM-150は、土台ありで基礎と壁パネルの接合に使用する金物です。主に、基礎と壁パネルの接合に使用します。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきで、使用接合具はタッピンねじSTS・C65が18本、丸座金 RW6.0×40となっています。

SP

SPは壁パネルと垂れ壁又は腰壁の接合に使用する金物で、必ずタッピンねじ(STS・C65×18本)で接合する必要があります。表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっきで、耐力は2枚一組で許容せん断耐力:52.0 kNとなっています。

SP-DP

SP-DPは主に壁パネルと垂れ壁又は腰壁の接合に使用される金物で、表面処理は電気亜鉛めっきおよび溶融亜鉛めっき、使用接合具はドリフトピンDP16が12本となっています。耐力は許容せん断耐力:52.0 kNであり、高い耐力を確保していることがわかります。

D32

D32は、主に基礎と壁パネル又は上下階の壁パネル相互の接合に用いられる金物です。表面処理は電気亜鉛めっき、耐力は許容せん断耐力:52.0 kN (2本1組)となっています。また、材質はJIS G 3101 SS400です。

CLT用クロス マーク金物をはじめとした
中大規模木造建築金物メーカーを紹介

クロスマーク(Xマーク)
表示金物メーカー
ピックアップ3社

上記の7つの会社のうちクロスマーク金物の8割以上の品目を取り扱い、自社工場で対応している会社である、3社をピックアップしました。各社の公式WEBサイトにあるクロスマーク金物に関する取り組み情報を参考に選定しています。
建築金物メーカー各社は、規格品以外も製造しておりそれぞれ特色があります。そこでCLTパネル接合用のクロスマーク表示金物関連情報とそれ以外に何を得意としている会社なのかについて調査し、まとめました。

タカヤマ金属工業株式会社

タカヤマ金属工業株式会社
引用元:タカヤマ金属工業株式会社 https://www.takayama-kk.co.jp/
ワンストップの生産体制と
BIMを活用した制作金物に強み

現場視点の企画開発力で特注・OEM品にも強い

工場

  • 本社工場 大阪府大阪市
  • 美原工場 大阪府堺市
  • 富田林工場 大阪府富田林市
  • 新潟県、福岡県に製作金物加工工場あり

会社情報

  • 従業員数
    300人
  • 本社
    大阪府大阪市
  • その他営業所
    埼玉県川口市

株式会社タツミ

株式会社タツミ公式サイト
引用元:株式会社タツミ https://www.tatsumi-web.com/
接合金具工法用の
木材プレカット工場に強み

自社プレカット工場を持ち特注金物に積極的

工場

  • 見附工場 新潟県見附市
  • 北関東工場 栃木県日光市

会社情報

  • 従業員数
    280人
  • 本社
    新潟県見附市
  • その他営業所
    東京都中央区
    栃木県日光市
    大阪府大阪市

山菱工業株式会社

山菱工業株式会社
引用元:山菱工業株式会社 https://www.yamabishikogyo.co.jp/
ツーバイフォー金物の実績で
培った技術力に強み

規格品だけでなく各種オリジナル金物も開発

工場

  • 茨木工場 大阪府茨木市
  • 建材工場 大阪府大阪市
  • 安富工場 兵庫県姫路市

会社情報

  • 従業員数
    110人
  • 本社
    大阪府大阪市
  • その他営業所
    千葉県千葉市

※参照元:公益財団法人日本住宅・木材技術センター公式サイト(木造建築物用接合金物承認‧認定金物一覧χマーク表示金物一覧表 令和4年1月1日現在) https://www.howtec.or.jp/publics/index/108/

建築金物施工イメージ
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コスト削減、品質向上の特注金物事例
建築金物施工イメージ

現場のコスト削減、品質向上、工期短縮につながった木造住宅建築金物の事例を紹介。ここでは現場の生産性を考えた製品開発を得意とするタカヤマ金属工業の事例について紹介します。

中大規模木造建築の
接合金物メーカーを調査
ピックアップ3社

大型木造建築で注目される木材、CLT(直交集成板)に使用されるクロス(X)マーク金物。
それらを製作する接合金物メーカーについて調査。さらにその中から3社をピックアップし紹介しています。